語学学校は大体選べたけど「コースの種類や違いがよく分からない」「もっと魅力的なコースを探している」。そんなあなたに7つのコースを解説しながらご紹介します。授業料が全額免除になるコース!?や英語を学びながらダイエットができる「特徴的なコース」についても書いていきます。
よくあるコース
ここではフィリピン留学の王道である「ESLコース」と「資格対策コース」を解説しながらご紹介します。さらに、社会人に人気のビジネス英語やネイティブ講師による授業が受けられるワーホリ準備コースについても触れていきます。
①ESL(一般英会話コース)
フィリピン英語留学で最もよくあるコースというのがESL(English as a Second Language)コースです。基本的にフィリピンにある語学学校であれば、どの学校でも「ESLコース」もしくは「一般英会話コース」を開講しています。
ESLコースを受講したら実際にどのような勉強をするのかというと…フィリピンでは一般的にスピーキングを中心として、リーディングやライティング、リスニングの4技能をバランスよく学びます。ご存知の通りフィリピン留学ではマンツーマンレッスンが主体です。
そのため、生徒の希望にそった授業内容や授業の進み具合を調整できるので、基礎的な英語力を養うことのできる「ESLコース」が最も融通のあるコースと言えます。もしコースでお悩みの方はひとまずESLコースを選択するのがおすすめです(現地でコース変更が可能)。
そもそもESLが日本語で意味するのは「英語を母国語としない外国人が英語を学習するために履修するクラスもしくはコース」となるので、意味の範囲がとても広いです。ESLコースと言っても、学校によっては生徒の目的やニーズに合わせて細かく分けられている場合があります。
例)初心者向け一般英会話コース、旅行英会話コース、Regular ESLコース、Intensive ESLコース、Spart ESLコースまたはPremium ESLコースなど(IntensiveやPremium ESLコースでは通常より多くのマンツーマンクラスが受講でき、集中的に勉強したい方にとって最適なコースです。)
もちろん各コースによって料金も変わっくるのですが、自分の目的やレベルに合ったコース選びも大切になってきますよね。
②資格対策コース
ESLに次いで一般的なコースとなるのが「資格対策」です。TOEICやIELTS、TOEFLなどをメインとして数多くの語学学校がコースを提供しています。
「日本ではスコアを上げることが厳しいからフィリピンに来た」という本気の方から「ESLコースより目的意識が持てそうだから」という方までに人気を集めています。ESLか資格対策か、この2つのコースがフィリピン留学の王道と言えます。
コースの特徴は4技能などの基礎的な英語力を身につけるというよりは「資格の勉強に焦点を当てて短期でスコアアップ」を目的として授業が行われます。ですので、軽い気持ちで履修すると意味もなく受験勉強をしてるような感覚になり、なにより退屈です。
例)資格対策準備コース(ESL授業と資格対策の授業が半分半分)、資格対策コース(1日7~8コマを資格対策に費やす)、資格対策保障コース(特定の条件を満たせば目標のスコアに達しなかった時、授業料が返金される)
「本気で資格の勉強がしたい」「特定のスコアが必要」という方は、留学期間に応じたスコアアップの成果を出しています。1日長時間も英語でTOEICなどの勉強をすれば必然的に上がりますよね…あと語学学校によって強みのある資格などは異なるので、そこを考慮しながら学校選びをすることが大切です。
③ビジネス英語コース
ビジネス英語は社会人の方に人気のコースです。フィリピン留学には学生だけではなく、たくさんの社会人の方もいらっしゃいます。ビジネス英語や社会人向けの語学学校があるほどジャンルが確立されているのです。
ビジネス英会話では、主に海外の職場やビジネスシーンで使われる英語を想定し、ロールプレイや教材を通して授業が行われます。特に評判があるのがプレゼンの授業。
日本では滅多にない「人前で英語を使ってプレゼンする」という貴重な経験を語学学校ですることができます。大規模の学校でなら尚更、聴衆が格段と増えますし発表する機会もあるのでおすすめです。
授業例)履歴書作成、面接対応、表・グラフ作成、会議、交渉、電話対応、プレゼンテーション、TOEIC対策など
ビジネス英語コースは内容の難易度が高いため、授業を効率的に進めていく上で基礎的な英語力とTOEICスコアが求められることがあります。
④ワーホリ&2カ国留学
フィリピン留学に行くことを決めても「現地でネイティブ講師の授業を受けたい」と思われる方もいらっしゃるはずです。最近では日本でも、フィリピン留学の後にネイティブ英語圏でワーホリをされたり、2か国留学をするパターンが定着してきました。
実際にフィリピンでもアメリカやカナダ、イギリスやオーストラリア人の英語教師を採用して「ワーキングホリデーコース」などを提供している学校があります。クラークという地域では「ほとんどの講師をネイティブ圏の先生で揃えている」なんていう学校も存在します。
物価が安いため格安の料金でネイティブ講師とマンツーマンやグループクラスを受講できることから、一般の留学生から2か国留学予定者まで評判を呼んでいます。やはり、英語に堪能なフィリピン人でも結局はネイティブスピーカーではないので、ネイティブ講師による授業があると安心ですね。
珍しいコース
よくあるコースとは正反対のフィリピン留学の「ユニークなコース」を3つご紹介します。留学しながら理想の体を手に入れたり、授業料が半額になってしまうコースやフィリピンの大学に進学するコースも!?
⑤ダイエット×英語
英語留学をしながら「体もスタイリッシュにしたい」という欲張りなニーズに応えたコースです(笑)コースとして開校している学校はほとんど少ないのですが、勉強のストレスを発散させようと学校のジムに通い続けた結果、理想的なボディを手に入れた留学生は意外といます。
フィリピンにある語学学校での平均的な授業時間は1日7コマ~8とかなり脳への負担があるので、それを運動や筋トレで補ることができれば、とても健康的ですし学習も効率的に進むのでは?とぼく自身も前から思っていました。
大規模な学校やスパルタ系の語学学校の場合、ちゃんとした設備のあるジムや体育館などを用意してることもあるので、気になる方は事前にチェックしておくと良いですね。ちなみに、セブ島随一のジム施設を誇る語学学校「CPILS」は「フィットネスコース」を提供しています。
⑥インターンシップ×英語
最近ではよく話題になることもあった「インターン×英語コース」。これは、現地の語学学校やコールセンターなどで半日勤務をするかわりに、授業料の割引もしくは免除をしてくれるという内容です。
色々と問題点が指摘されることがありましたが「留学のチャンスを平等に与える」という観点から見たときにその価値があると思います。しかし、一般的な語学学校がこのようなコースを提供している場合は少なくいまだに珍しいコースであることは確かです。
イロイロ島にあるGITC(旧C&C)という学校が、今年から新しく「英語+インターンシップ」というコースを開講しました。内容は、学校のSNS更新を中心に1日3時間ほど行うことによって通常の授業料より約40%も安く留学ができるというものです。
⑦フィリピン大学進学コース
フィリピンで大学留学?とつい不思議に思ってしまいますが、日本人留学生以外の外国人もフィリピンの大学で勉強をしています。年間約10万~30万円の学費で学部留学や進学ができるのも留学生が集まる大きな要因です。
アジアで貧困問題や子供教育問題に取り組みたい、もしくは発展経済学を学びたいという特定の分野が決まっている方にとっては最適な環境です。また、高等教育機関においてのフィリピン人の英語力はトップクラスなので、大学で専門分野を学びながら英語力を養いたいという方にもおすすめです。
フィリピン大学進学コースでは、大学入学に必要な記述問題を解く授業(MSA)と大学生活に必要な英語の基本を向上させるためのESLを中心とした授業を並行して行います。
大学情報や入試情報を合わせて提供するので「フィリピンの大学に入学したいもしくは留学したい」という気持ちがあれば受講することが可能です。
マニラにある語学学校「C21」は名門大学「フィリピン大学」や「アテネオ大学」への合格者を輩出してきました。実際に採用している講師の中に名門大学出身の方もいますし、開校当初の1999年から大学付近に位置しています。現地の大学に正規入学したいまたは大学留学をされたい方はまず当校に数ヶ月留学するのがオススメです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は「フィリピン留学によくあるコースと珍しいコース」をご紹介しました。コース選びに悩んでいる方にとって参考になったなら幸いです。また、上記以外にも違う種類のコースはありますので質問などがあればこちらより気軽にご連絡ください。
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