留学情報館 代表取締役社長 大塚 庸平
ロサンゼルスに留学し、2010年に帰国。アメリカ、フィリピン、日本を行き来しながら留学生のお手伝いをしています。 留学情報館の創立者でもあり、自らの留学経験はもちろん、世界中の教育機関視察を元に、価値ある留学の実現をサポートしています。一般社団法人JAOS(海外留学推進協会)の理事として業界の底上げにも尽力中。
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こんにちはフィリピン留学情報館を運営する株式会社留学情報館の大塚です。
このページをご覧になって頂いてる方は、フィリピンの語学、または大学留学に興味がある方だと思います。
ご存知の通り、フィリピンは2000年頃より英語を学ぶ語学留学の場所としてアジア圏で普及しはじめ、今や欧米留学に次いでメジャーな場所となって参りました。
そして、昨今ではフィリピンの大学進学を検討する方も増えてきています。
フィリピン留学が普及した背景には、安価な授業料があった訳ですが、それはフィリピン大学留学においても同様のことが言えます。
フィリピンでは年間20万円程度で通学できる大学も多々有り、その費用は日本の3分の1程度です。
授業は英語で行われ、プロジェクト形式の講義が多いことから、1年もいれば、最低でも英語は身につく事でしょう。
しかし、フィリピンの大学に通うことは賛否両論もあるのも事実です。
– 大学のレベルが低いのではないか?
– 治安は大丈夫なの?
– 就職はあるのか?
多くはこのような声です。
私は、これらは声確かに一理あると思う事もありますが、違った見方も出来るのではないか、と思っています。
フィリピンの大学の質
まず大学のレベルを日本やその他の国と比較しながら考察してみましょう。
まずはランキングを見てみましょう。
これは結論、言うまでももなく、世界の大学ランキングなどを見ると日本の方が明らかに高いです。
>> 日本とフィリピンの大学ランキング比較
例えばQSアジアランキング。
ランクインしている大学の数はトップ500のうち日本は158ありますが、フィリピンはわずか8大学です。
つまり全体的な比較で言えば日本の方がレベルが高いと言えるでしょう。
しかし、トップ10に近いような大学であれば日本の早慶・マーチ大学と十分匹敵できます。
セブにあるサンカルロス大学は日本で言えば青山大学と肩を並べますし、千葉大学のような国立大とほぼ同等のランキングの大学もあります。
つまり、日米の比較をするよりはどの大学に行くかが大事。特にフィリピンの大学を卒業したいという事であれば、出来るだけ上位の大学を選ぶのが良いと思います。
何を勉強するのか?
また、何を学ぶのかもかなり重要になってきます。
フィリピン経済は日本よりも30年から40年程度遅れていると言われていますが、
教育もその感覚に近いかもしれません。
数百年前のこと。ジョン万次郎は航海技術を学びに留学をしました。
留学の目的はその国の最先端の技術を学ぶというのが本質、と捉えれば、日本よりも遅れているフィリピンに専門分野を学びに行くと言うのはナンセンスなのかもしれません。
よって、フィリピンの大学に留学したい人は、そこで学ぶ分野をしっかりと検討する必要があると思っています。
例えばこの国では観光産業が進んでいます。よってこれに関連するホスピタリティーなどは学ぶのに適しているかもしれません。
またはITや医療などは、一見、日本の方が進んでいるように思えます。しかし、この様な分野でも英語で学ぶこと自体、とても意味のある事のように思えます。
期間を1年間にして、英語でその分野の基礎だけを学ぶ、といった感じありかもしれません。
フィリピンの治安面について
治安面に関しては言えば、日本より治安の良い国は世界中を見渡してもほぼありません。
よってどこまでを求めるかにもよると思います。
ただ、一言申し上げておきたのは、それは留学中の生活によると言うことです。
フィリピンは犯罪が多いようなニュースが日本でも流れたりしていますが、そのほとんどの犯罪は繁華街で起きています。
これは日本でも新宿の歌舞伎町にいけば治安が悪いのと同じことです。
つまり、留学中にはその様な場所に近づかなければ犯罪に巻き込まれるようなことはほぼ有りません。
これはフィリピンだけでなく、同じく治安の悪いと言われるアメリカのロサンゼルスに住んでいた僕の経験からも言える事です。
就職が不利にならないか?
結論を言うとフィリピンの大学を出ておけば就職先はいくらでもあるでしょう。
なぜならば、フィリピンの大学を出た人は日本ではほぼいません。つまり希少価値があるからです。
フィリピンは毎年6~7%成長している発展途上国。日本ともの繋がりが深い国であり、進出している会社も多数あります。
よって、この国の文化を知り、学んだ経験のある学生さんは喉から手が出るほど欲しい!
そんな会社が世の中にはたくさんあることは簡単に予想できます。
もちろん外資系金融コンサルに就職をしたいというので世界のトップ大学を出た方が良いでしょう。
でも、中途半端な大学を出て勉強もせずに英語も話せない大学生と比較して、この国でサバイバルした学生さんを企業がどちらを求めるか?一目瞭然だと思います。
フィリピンへの大学留学は流行る!
まあそんな訳で、私としてはフィリピンの大学を全員に勧める訳ではない。
しかし、支払う金額との効果や、質の上がってきているフィリピンの大学を横で見ていると、今後は絶対に流行ると確信しています。
とりわけ、大学在学中に1年間休学して行く場所としては最高だと思います。
日本人にもオープンな国です。入学条件も大学次第ではそれほど高くありません。
英語はもちろん、アジアの発展途上国を体感し、サバイバルした経験は必ずやその後の人生に大きく影響を及ぼすものと信じています。
フィリピンの大学の魅力をもっと知りたい!そんな方がいらっしゃいましたらぜひお気軽にご相談頂ければ幸いです。