バギオ留学をしたいなと考えているけれど、「費用がわからない」「高かったらどうしよう」「エージェントさんに聞いてしつこく連絡されるかも」と、不安で行動になかなか移せない人も多くいると思います。そこで今回は、二度目のバギオ留学をしている私が総費用や節約術についてご紹介します。
バギオ留学前後に支払う費用について
まず、フィリピンのバギオに留学するなら夏がオススメかな、と思っています。バギオは標高1400mくらいなので、年中涼しく過ごせます。日本の夏の蒸し暑さから逃げるために、バギオに行く!と言う人もいるくらいです。
夏休みの時期ということもあり、まとまった休みを使って語学留学をしよう!と考える人も多くいるので多くの留学生と会えるチャンスでもありますよ。
本題の費用についてですが、「留学先の学校」「留学期間」「部屋タイプ」「コースの種類」によってそれぞれ違ってきます。そして「留学前に支払う費用」と「留学後に掛かる現地費用」に分かれています。
支払う費用の項目はどの学校も同じなのですが、学校によって留学前に支払う項目が違ってくるので、「留学前に支払う費用」と「留学後に学校に直接支払う費用」が違ってくるんですよね。
例)1ヶ月の留学で4人部屋タイプでESLコースを受講した場合の費用相場↓
留学前に支払う費用 | 留学後に支払う費用 |
入学金:1万〜1万5000円 | SSP:約1万3000円 |
授業料:13万〜14万円 | 水光熱費&教科書代:約5000〜7000円 |
空港送迎:5000〜6000円 | ビザ延長費用:1ヶ月以下の場合は必要なし |
合計:14万5000円〜16万1000円 | 合計:1万8000円〜2万円 |
例)2ヶ月の留学で2人部屋タイプでESLコースを受講した場合の費用相場↓
留学前に支払う費用 | 留学後に支払う費用 |
入学金:1万〜1万5000円 | SSP:約1万3000円 |
授業料:30万〜33万円 | 水光熱費&教科書代:約1万〜1万4000円 |
空港送迎:5000〜6000円 | ビザ延長費用:約7000円 |
合計:31万5000円〜35万1000円 | 合計:3万円〜3万4000円 |
例)3ヶ月の留学で3人部屋タイプでESLコースを受講した場合の費用相場↓
留学前に支払う費用 | 留学後に支払う費用 |
入学金:1万〜1万5000円 | SSP:約1万3000円 |
授業料:40万〜43万円 | 水光熱費&教科書代:約1万5000〜2万1000円 |
空港送迎:5000〜6000円 | ビザ延長費用合計:約1万7000円 |
合計:41万5000〜45万1000円 | 合計:4万5000円〜5万1000円 |
バギオ留学前に支払う項目は、入学金と授業料(寮費&食費込)、空港ピックアップ(マニラ空港からバギオまで送迎があります)となります。一方でバギオ到着後に学校に支払う現地費用がまた別に必要になります。
SSP(特別就学許可証:合法的に勉強するために必要です)「水光熱費」、「教科書代」「ビザ(日本国籍の人は30日間ビザなしで滞在可能です)」「ACRI-Card(外国人登録証:60日以上フィリピンに滞在するすべての外国人)」「洗濯代」に分かれています。
*1か月(留学期間が30日以内)の場合は、「ビザ延長」と「ACRI-Card」は不要です。
下記は実際に私が3ヶ月のバギオ留学をするにあたって、いくつかの語学学校の留学費用を比較したものになります。参考までに、載せておきますね。
A校 12週間
- 入学金:$100
- 授業料+寮費(4人部屋)+食費:$3,780
- 空港ピックアップ:$50(団体)
- SSP:$125
- 水光熱費&教科書:$150
- 合計:$4,205
- $1=111円で計算すると、約466,755円(4週間約155,585円)
B校 12週
- 入学金:$100
- 授業料+寮費(4人部屋)+食費:$4,000
- 合計:$4,100=約491,241円(4週間約163,747円)
C校 12週
- 入学金:$100
- 授業料+寮費(4人部屋)+食費:$4,620
- 合計:$4,720=約523,920円(4週間約174,640円)
D校 12週
- 入学金:15,000円
- 授業料+寮費(4人部屋)+食費:432,000円
- 空港ピックアップ(団体):5,000円
- 合計:452,000円(4週間約150,666円)
4校くらい調べてみましたが、大体15万円から17万円くらい/月が相場と感じました。
バギオ留学前に掛かるその他費用
①海外航空券(スカイスキャナーで最安値検索)
次は留学前に掛かるその他費用についてです。みなさんは海外へ行かれる時、どうやって航空券を探していますか?各航空会社のホームページへいって個別に調べて、といった感じでしょうか。
どうやって調べるんだろう?どれくらいが相場なんだろう?と不安になりますよね。私もかつてそうでした。そういった人のために、まずは自動で航空券を比べてくれるサイトをご紹介しますね。
その名は「スカイスキャナー」です。出発地、目的地、出発日、現地出発日を入力し、検索ボタンを押すと、「最適プラン」「最安プラン」「最短プラン」が出てくるのですが、その中で自分に合った一番安いチケットをクリックして終わりです。
今、検索してみたところ、2か月前で往復15,000~16,000円で買えました!や、安い。ちなみに、LCC(格安航空会社)を利用すれば東京からマニラの往復券は3万〜4万円程度で随時購入することができます。
②海外保険はクレカの自動・利用付帯を活用しよう!
海外で何かあったらどうしよう?と不安になりますよね。私もそうでした。なんせ、飛行機の乗り換えが不安で仕方ないから、留学先をオーストラリアからフィリピンへ変更したくらいの海外旅行初心者、そして小心者でした。
なので、海外保険についても調べました。みなさんが私と同じ思いをしないためにも、お伝えしたいと思います。私は海外保険の自動付帯のクレジットカードと利用付帯のクレジットカードの二枚持っています。
その2枚はエポスカードと楽天カードです。アジアで必要最低限の医療費は300~500万円と言われていますが、エポスカードは旅行傷害保険補償額(最高額)が500万円なので、エポスカード1枚だけだとすごく心配でした。
有料保険だとお金がかかってしまうし、出来ればお金をかけず安心して海外へ行きたい!と思っていました。そこで、調べて知ったのが楽天カードです。
他の保険付きクレジットカードと補償額を合算させるという方法を知り一気に安心出来ましたね。2枚のクレジットカードの補償額を合算させるとこうなりますよ。
ー | エポスカード | 楽天カード | 合算合計 | |
保険期間 | 90日 | 90日 | 90日 | |
条件 | 自動付帯 | 利用付帯 | それぞれ | |
傷害死亡/後遺症 | 500万円 | 2000万円 | 2000万円 | |
傷害治療費用 | 200万円 | 200万円 | 400万円 | |
疾病治療費用 | 270万円 | 200万円 | 470万円 | |
賠償責任 | 2000万円 | 2000万円 | 4000万円 | |
携行品損害 | 20万円 | 20万円 | 40万円 | |
救援者費用 | 100万円 | 200万円 | 300万円 |
非常に心強くなりましたね。利用付帯カードは海外旅行の交通費をカード払いしないと保険が有効にならないので、楽天カードで航空券を購入してくださいね。
留学前の最低2週間前には受付センターに連絡し「保険の付保証明書」を発行してもらっていてください。付帯保険カードは大都市限定ですが、キャッシュレス診療が可能ですよ。
体調が悪くなりそうという段階でカード会社に電話し、病院を手配してもらってください。土日祝、年末年始などのカード会社が休みの日はキャッシュレス診療は不可なので注意してくださいね。
バギオの気になる物価について
交通費
バギオではタクシーの初乗りはなんと30ペソ(約60円)です。運転手さんに聞くと2~4㎞毎に1~10ペソくらいずつ上がるらしいです。タクシーによって違うと言っていました。
ちなみに街の中心にある大型ショッピングモールから、語学学校までは100ペソほどで行くことができます。
100ペソも払うのが惜しいという方は、ジプニーという乗り合いバスも使えますよ。ジプニーは初乗り8ペソ(約16円)です。や、安い。乗り方は語学学校の先生に聞いたり、一緒に乗ってもらったりしてくださいね。
外食代
外食は高い印象があります。ただフィリピン人がよく行くローカル料理のお店は安いと感じました。フィリピンでは7~8人でシェアして食べるらしく、お店の出す料理の量もお皿にいっぱい盛って出てきます。
おかず:大皿てんこ盛り2皿とライスお茶碗2杯分/1人分を2人前注文して1000円ほどでした。これを7~8人で割るので、1食150円くらいで食べられます。味は美味しかったです。
また、スタバやマクド、KFCなどの海外有名チェーン店も日本と比べると安いです。そして、バギオにはお洒落なレストランやカフェがありますが、1食150ペソ(約300円)〜200ペソ(約400円)が平均的です。
洋服代
朝に語学学校の周りをジョギングしているのですが、靴が欲しくて大型ショッピングモールに買いに行きました。靴は日本の値段から1000円引きで買えるくらいの違いしかありませんでした。
ただ、ナイトマーケットという週末に開かれるフリーマーケットがあるのですが、そこではシャツ1枚150ペソ(約300円)くらいで買えますよ。
靴も安くで買えます。もっと安く買いたいなら、語学学校の先生と一緒に先生の行く古着屋さんに連れて行ってもらっても良いかもしれませんね。
バギオ留学で役立つ節約術とは?
学校のウォーターサーバーを使って飲み物代を節約
語学学校の中にはウォーターサーバーがあります。熱いお湯と冷たい水が出てくるので、それを使ってカップラーメンを食べたり、毎朝コーヒーを入れて飲む学生もいますね。24時間使えるので水筒を持って行っておくと便利ですよ。
ジプニーやタクシーをシェアして交通費を節約
タクシーは片道100ペソ(約200円くらい)かかります。比べて、ジプニーは8ペソ(約16円くらい)です。ジプニーの乗り方がわからないのと、フィリピン人がたくさん乗っているのが恐くて、最初はタクシーを複数人でシェアしていました。
無理をすれば1台に5人くらい乗れます。すると1人40円で移動できますね。
外食はフィリピン人が行くローカルなお店へ
フィリピンのローカル料理店では、とにかく安くてたくさん食べられますよ。友人をたくさん誘って、先生も誘ってみんなで食べに行ってくださいね。きっと楽しいこと間違いなし!
シャンプー、ボディーソープなど日用品
私は現在長期滞在しているのですが、短期滞在のバッチメイトや友人にシャンプーやボディーソープ、トイレットペーパーなどの日用品をもらっています。「パンツあげるね」と言う申し出は丁重にお断りさせてもらいました。笑
おわりに:賢く節約してバギオ留学を充実させよう!
いかがでしたか?お金に関することはとても不安になりますよね。不安で悩んで時間だけが過ぎてしまい、留学の機会を逃してしまったなんてことにならないためにも、一人で悩まず気軽に相談してみてください。
みなさんの留学が良い思い出になることを心から願っています。関連記事:セブ島留学1ヶ月の総費用を解説します【節約術も大公開】 フィリピン留学の総費用(2ヶ月)を全て公開します【節約術も解説】