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フィリピンペソ為替の速報と、1年間・5年間・10年間の「推移データ」をご紹介しながらレートの差で実際にどれくらいの損得が生じるのかを見ていきます。「ペソレートの相場感覚」が今回の記事で分かって頂ければ幸いです。最後には「お得な両替方法」についても書いたのでぜひ参考にしてください。
ここ最近はペソの高レートが続いており、フィリピンで生活している日本人の方々を喜ばせています。現在のレート「2019年1月8日付」は約0.48台です(1万円両替をすると4800ペソが返ってくる)。
【ついにフィリピンペソが0.5台】
先週末、一気に円高が進みました!
投資や大きな買い物するなら今がチャンスですね😁 本当に快挙だと思います。まだまだ上がって欲しい!https://t.co/z6d4XqoyNw pic.twitter.com/wAYB89WouB
— 加来涼太@フィリピン留学 (@kr_ryota1) March 24, 2018
ちなみにこれが、その2週間前のレートです↓↓
本日のレート=0.4864💡
✔2018年はかなりの円高
✔約3年振りの高水準
✔大きな両替は今がチャンス
✔留学生、旅行者、在住者に朗報ちなみに、土日にモールや両替所で換金すると手数料を上乗せさせられるので平日がおすすめです!#フィリピンペソ #レート #両替 pic.twitter.com/C0zHafUi75
— 加来涼太@フィリピン留学 (@kr_ryota1) March 10, 2018
ざっと感覚的な計算をするとペソを約2倍にすれば日本円に換算できます「100ペソ=200円、1,000ペソ=2,000円、10,000ペソ=20,000円」。実際に何度も夢の0.5台を記録しているので、今後の為替の動向にも期待したいですね。
実はこれかなり良いレートでして、現在フィリピンにいる又は直近で渡比される方々はラッキーだと思います。今回ご紹介する3つのチャート(1年間、5年間、10年間)をご覧になれば、納得できるはずです。
「レートの速報情報だけを見たい」という方はこちらの為替最新情報にジャンプしてください。
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ペソが3年振りに0.48台に急上昇中!
上のチャートは1、1か月のペソ対日本円の推移を表しています(2016年8~9月付)。左側の数字がペソのレートで下側には日付が書いてあります。見てわかるように9月終盤をピークに0.47台の線を何回も超えています。
この数値がどれくらい凄いのか?
ぼくが2015年にマニラの大学に留学していた時は、だいたいレートが0.38~0.4ほどでした。当時のぼくはレートが0.4に達すると喜んで両替に行っていました。
今のレートからしてみると当時の僕が本当に可哀そうです(笑)まさかたった1年間でレートが0.1も上がるとは思ってもいなかったんですよね。
レートが違うだけで給料3ヶ月分の損をする!?
もっとわかりやすく具体的に損得のお話をすると…例えば、ぼくが2015年にマニラで8カ月分の生活費用として50万円をフィリピンペソに両替したとします。その頃のレートは0.4だとすると、20万ペソが返ってきます。
その頃のぼくなら喜んでいたかもしれませんが、2016年9月終盤に両替をしていたらもっと多くのペソが返ってきます。(計算方法はペソレート×両替する日本円=返ってくる現地通貨合計)
0.48のレートで50万を両替するとなんと24万ペソが返ってきます。4万ペソの違いです。ざっくり0.5で計算すると約8万円の差額になります。4万ペソという額は現地ではかなりの大金なんですよね。
どれくらい大金かというと、なんと実は4万ペソはフィリピンの平均的な3か月分の給料。
つまり、ぼくはレート変動のせいで3か月分の給料を貰えなかったということに等しいわけです…正当な理由(しっかり働かない、勤務時間を守らない、成果を出せないetc)があれば給料を貰えなくても納得できそうですが…
レートという外部的な要素だったり両替するタイミングを間違えただけで3か月分の給料が貰えないんて…辛すぎです。お金の世界は「タイミングにとても厳しい」のです。
だからこそ、両替するタイミングを見誤らないためにも「ほんの少しの勉強・学習」をすることが大切です。レートを完璧に予測できる人は誰もいませんが、過去のチャート推移を眺めることはとても勉強になります。
今回はフィリピンペソレートの歴史を振り返ることによって、両替するのに妥当な数字をなんとなくイメージしてもらえれば幸いです。「4つのお得な両替方法」については最後にご紹介します。
ペソと日本円の1年間のレート推移
2016年の1月頃から右肩上がりに上がっていくのが分かります。ぼくは2015年の8月から留学していたのですが、両替した時は12月か1月頃だったと思います。
まさかその後にレートがこんなに上がるとは思ってもなかったです。面白いくらいにレートの調子が良いからこのまま0.5台まで頑張ってほしいですね…
ペソと日本円の5年間のレート推移
みなさんお気づきですか?左側の数字に0.5と0.6が登場しています(笑)そんな時代もあったのかと驚きましたが、0.5後半を記録したのは2012年です。
とにかくこのチャートから分かるのは、2015年のレートが著しく悪いということです。また2012年前半が絶好調だったという事も分かります。2013年以降は徐々に下降していき、2016年でまた盛り返していますね。
ペソと日本円の10年間のレート推移
2009年から2012年までは0.5台のラインをだいたい超えてます。逆に2013年から2015年は低いですね。対照的な時代が終わってから2016年に突入している感じが伝わってきます。
2017年も総じてレートは良かったといえます。問題はこれからですね。このまま上り調子を続けるのか、それとも0.40台に逆戻りしてしまうのか…
2019年現在のレートを見る
最新のレートは以下のボタンからチェックできます。2019年1月8日付のレートは約0.48台(1万円=4800ペソ)です。どうやら、いまのところは順調にレート上昇が続いています。
お得に両替をする4つの方法
フィリピン滞在歴2年のぼくが、これまでの経験をもとに「4つのお得な両替方法」をご紹介します。短期滞在者であればまだしも、長期であれば意外と「大きな差額」がでてしまうので、ペソとは上手に付き合いたいですね。
1. レートが良い時に両替する
なんといってもこれが最も大切です。ぼくのエピソードを前述しましたが「レートが良い時を狙って両替する」ことは鉄則です。逆に、レートが悪い時には積極的に節約するのがベターかも知れません。
為替レート自体が不可抗力なので、どうしようもない時はもちろんあります。しかし、通貨には「相場価格や予想価格」を立てることができるので、その時々のレートを参考にして両替しましょう。
2. 平日に両替・換金する
土日や祝日に両替するのはおすすめできません。フィリピンでは会社が従業員を休日に働かせる場合は、基本的に2倍の給料を支払わなければいけません。
そのせいで、両替取引所の「手数料が上乗せ」されるか「普段のレートより低く」設定されてしまいます。ですので、どうしても両替が必要、という以外はなるべく平日に行うように心がけましょう。
3. お得な両替取引所を見極めよう
日本と違って、フィリピンには至るところに両替所があります。大きなモールの中に1つや2つはありますし、外国人観光客がよく来る地域には両替取引所が点在しています。
でも、注意すべきなのが「取引所によってレートが異なる」という点です。取引所がひきめしあっている「競争が激しい両替エリア」で換金するとお得ですよ。反対に、ホテルなどの商業施設内にある両替所のレートはよくありません。
4. キャッシングより現金がお得
そして、最後にご紹介するのが「キャッシング<現金」です。最近、1回あたりのATM引き出し手数料が以前より高くなってしまいまして…
え、なんかATM手数料が200ペソ(400円)から250ペソ(500円)に上がってる…
— 加来涼太@フィリピン留学 (@kr_ryota1) September 11, 2017
しかも、キャッシングだと「1回の引き出し限度額が1万ペソ」と少ないので、大きな額を両替する際は現金の方が断然お得です。あと、あまりおすすめはしませんが、ローカル感たっぷり(個人経営)の取引所で大きな額を両替したりすると「レートをおまけ」してくれることもあります。
おわりに
いかがでしたか?1カ月・1年間・5年間・10年間のレートを見てきて、どのくらいで両替すれば良いのかという相場感覚を掴んで頂けたら幸いです。自分が納得できるレートで両替をするのがベストかと思います。3か月分の給料を失うような事だけは避けたいですよね…(笑)
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