バギオ留学(6ヵ月)とセブ島留学(3カ月)を経験した僕が語る「違い」について。留学前に地域の特性を把握しておくことはとても大切ですよ!今回は、バギオ・クラーク・セブ留学経験者であるぼくが感じた「バギオ留学とセブ留学の違い」について様々な側面から説明していきたいと思います。みなさんが留学のそれぞれの目的にあった地域、学校を選び、充実した留学生活を送れることを願っています。
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留学先選びの重要性
フィリピン留学と一概に言えど、実は様々な地域があり、それぞれの個性があります。
しかし、フィリピンに1度も行ったことない人からするとそんな地域の名前を言われたところで全くイメージができませんよね?(かろうじてセブを知ってるくらい・・?)
僕も具体的な地域を説明された時は正直、めちゃくちゃ混乱しました。もはや、どこでもいいっす。。。って思ってました笑
ところが!この場所選びがフィリピン留学を左右する1つの重要な指標になっているのは間違いありません。実際に僕も地域の雰囲気と目的が合わずにミスマッチしている生徒の方を何人も見てきました。
なので、このようなミスマッチを避けて、自分に合ったベストな地域を選択できるようにこの記事を参考にして欲しいと思います。
真面目留学?バギオ留学の実態とは!?
学園都市としても知られるバギオは首都マニラからバスで5時間ほど離れた場所にあります。街全体は山に囲まれており、気温も涼しく外に出る時はパーカーやジャケットが必要なくらいです。街自体もさほど大きくはなくコンパクトにまとまっているので楽に移動ができるかと思います。バカンス気分、楽しい留学 NG…!? 遊びたい奴はいかない方がいいかも・・・!?老舗のスパルタ学校多めのバギオ留学
映画「クロスロード」という青年海外協力隊を題材とした映画の舞台にもなっています。もしよければ見てみてください。
クロスロード (【2015.11.28公開映画「クロスロード」原作】)
真剣に英語を勉強したい方にオススメ
バギオはセブに次いで2番目に語学学校の多い地域になっており、学校自体も韓国資本のスパルタ系の学校が多いです。スパルタ学校とは韓国経営の学校に多く、例えば平日外出禁止、門限、母国語を話したら罰金などの厳しいルールがある学校です。
このようなシステムがある学校が多いので、真剣に英語を勉強したい方には誘惑も少なく、集中できる環境だと思います。気温も暑すぎず、街自体もあまり楽しめるアクティビティが無いので休日などもカフェで勉強したりと英語環境に簡単に浸かることができます。
しかし、街自体は勉強に向いていますが、語学学校としてはやはりピンからキリです。バギオにあり、スパルタだからみんな生徒が勉強熱心というわけでも正直ありません…。
よく聞く声が「もっとルールがちゃんとしてるのかと思った」「もっと厳しいのかと思った」「もっとみんな勉強してるのかと思った」とくる前の理想と現実のギャップで少しがっかりしている生徒の方もたくさんいました。
とはいえ、個人的にフィリピン人講師のクオリティには全く問題無いと思っています。バギオの講師は優秀な人が多く、僕自身も今まで何人も良い先生と授業をさせてもらいました。システム・生徒の質・雰囲気などは学校によりますが全体的な先生のクオリティにおいては安心できますよ。
遊びたい人は行かない方がいいかも…
一方で、フィリピン留学で勉強もしながら、アクティビティ、バカンスも両立したいと思っている方にはあまりオススメできません。もちろんバギオから遠出をすればそれなりに遊べるアクティビティもありますが、やはり、セブなどに比べると圧倒的に少ないです。
よくセブからバギオへ移動する生徒の方がいますが、みなさん「バギオはセブと比べてつまらない」と言われます。笑 バギオ→セブと移動した僕自身も、正直 セブの方が海もあるしショッピングモールもたくさんあるしめちゃくちゃ楽しいなと感じました。
しかし、「勉強」という側面から見たときに「楽しい」というもの留学において優先順位は高いのでしょうか?そう考えると バギオは良い意味で「つまらない場所」で勉強に集中できる環境だと私は思います。
楽しい留学?セブ島留学の実態とは!?
セブ島は現在、フィリピン留学の語学学校が1番多い地域になっています。フィリピンと言われると大半の方がセブを思い浮かべるのではないでしょうか?世界中から多くの観光客が訪れるセブ島は、日本からの直行便も頻繁に出ているので、アクセスの面でも便利です。成田空港からだと約5時間の距離。勉強!海!ショッピング!・・・? 過ごし方はあなた次第!? 様々な語学学校がある セブ留学
セブ留学は基本的に2つの場所に分かれています。
1つ目はリゾートホテルや海に近い「マクタン島」。マクタンにはたくさんのリゾートホテルがあり、バカンスで来る旅行者の方の大半はこちらにステイするのではないでしょうか。インターネットやメディアでよく取り上げられる_綺麗な海のイメージのセブはこちらのマクタン島が近いと思います。
2つ目は大型ショッピングモールやビジネス街などがある「セブシティ」。セブシティはマクタン島と比べてショッピングセンターが多くあったり、ビジネス街があったり、レストランがあったりとたくさん物がそろっており 生活する面ではこちらの方が圧倒的にマクタンより便利だと思います。
実際に僕はマクタンの学校もセブシティの学校も通っていました。そのなかでマクタン編とセブシティ編に分けて「セブ留学」を紐解いてみたいと思います。
リゾート留学で有名なマクタン島!
マクタン島にはマクタン空港がありますね。リゾートホテルなどもたくさんあるので交通に関して、タクシー・トライシクル・ジプニーなど充実はしています。
しかし、利便性という観点で見ると少しセブシティよりは劣ってしまいます。とはいえ、ショッピングモールやレストラン、カフェ、ナイトクラブなど遊べる場所は十分にあるので不自由はしないかと思います。
マクタンにある語学学校の特徴
何はともあれ、やはりマクタンの学校といえば「海」ではないでしょうか。語学学校によってはリゾートホテルの敷地内に併設されているので安全面からみても相当安心できます。
その上、部屋なども実際に併設されているホテルを利用できるのでジムなども利用できて、生活面で不自由はないです。僕もマクタンの学校に居た頃は自分の部屋から綺麗なセブのオーシャンビューが見れて相当高いクオリティでした(勉強しに来てるのにこんなの見ていいのかと僕は少し罪悪感がありました笑)。
ほとんどの学校が海に面していると思うので、気軽に学校からアイランドホッピングなどのアクティビティに参加することができます。
もちろん語学学校によりますが、マクタンの学校は「勉強もして海も楽しんでゆったり生活したい」という方にオススメです。バギオのようにスパルタシステムもないのでよりフリーで気楽にリラックスして勉強することができます。
施設や学校のシステムもしっかりされていますので勉強もできますし、リフレッシュも気軽にできます。
一方で、僕が行った当時は夏休みシーズンでしたのでどの国も学生の方が多かったですね。学生の夏休みを利用しているので2週間や1ヶ月の短期留学になります。その為、どちらかといえば生徒の意識がアクティビティに流れてしまいがちだったのは事実です。
過ごし方はあなた次第ですが、勉強しようと思えば十分に勉強できます。しかし、一歩楽しい方に気が流れてしまうと ただの「楽しい留学」で終わってしまうのは間違いありません。周りの生徒のモチベーションや雰囲気は英語学習において重要だと考えています。もし、本気で英語を勉強したいのであれば十分に調べて学校を選んだ方が良いと思います。
セブシティには海がない?
セブシティはマクタン空港からタクシーで約20~30分程で行くことができます。大型ショッピングセンターがあったり、ビジネスITパークがあったりと、シティライフを満喫できます。
交通に関しては、やはり人が多いので渋滞になることも多々あります。ナイトクラブなどの遊ぶ場所もあるので、セブはうまく役割分担されてるなと思います。
海などのアクティビティは「マクタン」ショッピングやビジネスなどは「セブシティ」とわかりやすい街づくりになっていますね。個人的にセブシティの方が便利で様々な施設があるので好きでした。
セブシティにある語学学校の特徴
セブシティには語学学校がたくさんあります。50校は確実にあるのでマクタン島よりはるかに多いです。スパルタ式の学校からセミスパルタ式、アウトプット中心、アクティビティ中心の学校など様々な特色があります。
セブ島留学=遊び・ゆるい、とイメージされてしまうことも多いですが、広い選択肢の中から見るとそうでもありませんセブシティの学校の特徴と言えど、特徴は学校それぞれにあります。
なので「セブシティ=◯◯」 みたいなはっきり言ってイメージはありません。その分選択肢が多いので、それぞれの学校の個性を見比べて自分にあった学校を決めれるのはメリットかもしれません。
僕もセブシティの学校にいましたが、やはりマクタンとの違いは圧倒的な利便性ですね。カフェも多く、交通の便も良いので、休日は気分を変えてカフェでよく勉強してました。
マクタンの学校と比べ海に行くときは土日に計画を立てて行かなければならないので、イメージ通りのセブの海で遊びたい方にはあまり向いていないかもしれません。
少し長くなってしまいましたが最初に述べたように「それぞれの地域にはそれぞれの個性があります」。しっかりと自分の留学動機と目的をはっきりさせて、それに合った地域、語学学校を選ぶことが重要になってきます。
どんな地域、学校でも留学を充実させるか、させないかは結局あなた次第です。この記事がみなさんの留学を充実させる為の1つの判断材料になることを望んでいます!
なかじー
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