デラサール大学付属学校の留学体験談「自分の行動で全てが変わる」

マニラにあるデラサール大学付属学校「Cell」に6ヵ月間留学したUraraさん。当時はほとんど英語初心者だった彼女が今回の体験談で「自分の行動ですべては変わる」という確信のもと、大きな成長を果たしたそのプロセスを振り返ってくれました。学校の授業料(滞在費・食費)やカリキュラムなどについても詳しく説明しています。

フィリピン英語留学をした理由

以前、交換留学生としてフィリピンに来た際、フィリピン留学の魅力に気づきました。第一に、英語の聞き取りやすさ。まだまだ英語がわからない私にとってフィリピン英語はしっかりと発音してくれるのでとてもわかりやすかったです。

第二の魅力は金額面ですね。他の国より圧倒的に安く留学できるところが魅力だと思いました。

語学学校に行った理由は、大学に入ることがフィリピンでの一番の目標だったので、受験対策と大学に入ってからの授業についていけるようにと、英語留学を決意しました。

ラサール付属学校を選んだ理由

交換留学で出会った先輩にCeLLを紹介されました。たくさんのコースがあることが魅力でした。レベル分けされて自分のレベルにあったクラスをとれるところもいいなと思いました。

私は結局とらなかったのですが、マンツーマンで受験対策もできること、私が全くできなかった文法、読解を集中して学べることが決め手でした。行きたかった大学の近くにコンドミニアムを借りたのでそこから近かったのも理由の1つです。

授業や先生はどうでしたか?

授業は、5日×3の15日間。15日毎にとる授業が変わります。ライティング、リーディング、文法、会話、発音などから自分の好きなコースを3つまで選べます。

1つの授業は2時間制。コースは豊富で、レベルも3〜7段階まであるので自分の伸ばしたい教科を自分のレベルに合わせてとることができるのも魅力の1つです。

グループクラスでは4-6人のクラスメートと共に授業を受けます。(そのクラスにより異なる。)マンツーマンレッスン、グループクラスの他にもビジネス英語を学べるクラスもあるようで、大学に通いながらCeLLに通う方もいました。

授業料はグループクラスだと、1クラス6000ペソ(約12000円)。※ビジネス英語コースやマンツーマンレッスンになるともう少し料金が高くなります。

さらにフィリピンでは留学する際、SSP(Special Study Permit)という滞在するためとはまた別のビザが必要になります。

SSPは初回3ヶ月分で9000ペソ(約18000円)(CeLLでは3ヶ月間の申請となるので例え1ヶ月の留学でも同じ金額になります。) ※SSPの料金は学校により異なる。次回からはACR-Iカード(外国人登録証)の料金が含まれないので3ヶ月で7000ペソ(約14000円)です。

そんな私のCeLLでの授業料は…


・1ヶ月目=22000ペソ(約44000円)

[内訳:授業料12000ペソ(6000ペソ×2教科)、SSP 9000ペソ、その他学校へ支払う手数料 1000ペソ)]

・2ヶ月目、3ヶ月目=13000ペソ(約26000円)

[内訳:授業料12000ペソ(6000ペソ×2教科)、その他手数料 1000ペソ)]

4ヶ月目=20000ペソ(約44000円)

[内訳:授業料12000ペソ(6000ペソ×2教科)、その他手数料 1000ペソ、SSP更新料 7000ペソ)]


5、6ヶ月目の授業料は2、3ヶ月目と同様、13000ペソ(約26000円)でした。

先生はみんなフレンドリーで、みんなが授業についていけているかをしっかりみていてくれます。元々レベルは自分に合ったレベルのクラスに入れるのですが、ついていけないということがあっても、分かるまで教えてくださるのでついていきやすかったです。

宿泊施設や食事は?

私はエージェントなどは使わず個人で留学したのでコンドミニアムを自分で契約して住んでいました。学校が紹介する寮やコンドミニアムはあるのですが、自分で簡単に契約できる、自分で契約したほうが安いなどの理由から利用している人は少なかったです。

学校の周りには学生向けのコンドミニアムがたくさんあるので私はその中から距離、値段、住みやすさ、周りの治安などを考え決めました。食事は外食と自炊。

自分から話しかけないと全然友達ができなかったので、ローカルなご飯屋さんに行って現地の大学生に混ざって1人でお昼御飯を食べてることもありました笑

デ・ラサール大学と同じ校舎でもあったので大学生に混ざって学食を食べることもできます。一食100〜200円くらいで食べられるので大学生はかなり活用してましたね。

校舎の周りにはたくさんランチを食べる場所があるので食事には困りません!外食ばかりだとあまり野菜が摂取できないので自炊も必須です!他の生徒は3食とも外食の人ばかりでした。

1ヶ月の滞在だと部屋にキッチンがない、冷蔵庫がない、などの理由からみんな外食することが多いようです。私の平均的な毎月の滞在費と食費は約65000円くらいでした!


内訳:

  • コンドミニアム 15000ペソ (約30000円)
  • 光熱費、共益費 3000ペソ (約6000円)
  • WiFi 1500ペソ (約3000円)
  • 食費 6000-7000ペソ (約12000-14000円)
  • お小遣い 6000ペソ (約12000円)

週末の過ごし方について

週末はモールにお買い物に行ったりクラスメートとバーに行ったりしていました。国籍豊かなクラスメートと遊ぶのは自分にとっていい刺激にもなりました。中でも中国、台湾、サウジアラビアの方々が多かったです。

時期にもよるのですが、私がCeLLに通っていた時期はあまり日本人がいませんでした。ですが、CeLLには何ヶ月かに一度、1ヶ月だけ大学や専門学校のプログラムで来ているという日本人や、大学を数ヶ月から1年間休学し、CeLLに来るという日本人が多くいます。

 

日本人と関わらず英語漬けで勉強したい、外国人ばかりと交流したい、という方には”運任せ”みたいなところもあるかもしれません…あと週末は、溜まった洗濯物を一気に洗濯する日でもありました。

今は洗濯機があるのですが、当時はコンドミニアムの下にあるコインランドリーを活用していましたね。

フィリピンのコンドミニアムには必ずと言っていいほどコインランドリーがあるので洗濯には困りません。洗浄、乾燥はもちろん服を畳んでくれて、100ペソ(約200円)。※その店舗により異なる。

中には部屋まで持って来てくれるコインランドリーもあります。そんな私の語学学校時代の週末は学校にいるときとはまた別の英語の学び方ができ、たくさんの国の文化を学べるとても良い週末だったと思います。

英語力の向上について

CeLLに通ってみて伸びたと思うのはリスニング力とスピーキング力です。授業に行くと先生の話を聞くことでリスニング力が伸びるのはもちろん、必ずと言っていいほど一回の授業で数回は発言しなければいけなかったので会話力も伸びたと思います。

あと、一番は書く力ですね。私はライティングのクラスもとっていたのでエッセイや感想文を書くのが楽になりました。

来た当初は「I am 〜.」「I like 〜.」など一節ずつしか書けなかったのがもっと詳しく書けるようになったり、書くことが大っ嫌いだったのが授業後にカフェに行ってエッセイを書いてみたり。

文が書けるようになってくると、会話にも生かされてくるんです。これは私の考えなんですけど、エッセイを書くと、語彙力も文法力もアップするし、それらが向上すると相手の言ってることも聞き取りやすくなるんです。

何より、エッセイを書くことは楽しかったから続けられました。今の大学生活でなんとか授業についていけてるのも語学学校に行ったからだと思います。その経験がなかったらと思うと、、怖いですね。(笑)

注意点やアドバイスなど

私は「語学学校に入れば、フィリピンにいけば、英語が話せるようになる」と思っていましたが、それは大間違いでした。フィリピンにきただけでは英語は上達しません。語学学校に入っただけでは英語力は伸びません。

フィリピンにきたあと、語学学校に入ったあと「自分の行動で全てが変わる」と私は実感しました。私はフィリピン語学留学を通して英語だけではなく、日本ではできなかった経験をたくさんしました。

今までとは比べものにならない挫折も味わいました。それほど言語の壁というものは高く、険しく、厳しいものです。まだ完全に成し遂げたわけではありません。ですが、小さな試練を乗り越える度に自信になります。

「その自信が原動力となる」ということを語学留学で学ぶことができました。もしフィリピン留学を諦めていたらこの喜びは感じられなかったと思うと、留学を決意し、行動に移せたことを本当に良かったと思います。

きっと「留学したい。でも、あらゆる理由で留学を諦めている。」という方はたくさんいると思います。ですが自分の行動次第で全ては変わります。ぜひ諦めずに行動に移してみてください。一緒に留学の夢を叶えましょう!

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