PINESクイサン校で3カ月間ESLコースを受講したMaoさんの留学体験談。高校を1年間休学して休学プログラム生になりました。その一番最初の留学先は標高2000メートルに位置する天空都市バギオ。
フィリピンを留学先に選んだ理由
フィリピンを留学先に選んだ一番大きな理由は、授業システムです。初めはネイティブの英語を学べるカナダへの留学を考えていましたが、語学学校の授業が半日のグループ授業だと知り、1日中授業を受けられるフィリピンに変更しました。
フィリピンでは多くの学校がグループ授業だけでなく1対1の授業を取り入れているため、個人の理解度に合わせて授業を進めてくれます。また、発音などグループ授業では教えるのが難しい所もわかるまで丁寧に教えてくれるので、ワーホリや2か国留学前に来ている人も沢山いました。
治安の不安もありましたが、フィリピンは多くの韓国人が英語を学びに来ており、中には幼い小学生もいるので、最低限の注意を払っていれば大きな事件事故に巻き込まれることもなく、安全に過ごすことができました。
PINESを選んだ理由
次の学校でTOEICコースをとることを決めていたので、それまでに基礎を固めたいと思い、スパルタで有名なPINESを選びました。Pinesでは平日の外出禁止、一日8時間の授業と2時間の自習が義務づけられているので平日はほぼ一日集中して英語を学ぶことができました。
また、私がいたクイサンキャンパスは全体で280人程度の生徒がおり、いろいろな人と友達になることができました。外国の方と英語で喋れるのはもちろんですが、社会人や学生など年代の違う人が様々な目的で英語を学びに来ているので、話をしている中で沢山の考え方や生き方を学ぶことができ、自分の大きな財産になったと思います。
授業と先生
Pinesでは4on1のクラスが4つ、1on1のクラスが4つに加え、自習かオプションクラスを2時間選ぶことができ、合計で1日10時間英語を勉強していました。4on1クラスはWriting, Discussion, Listeningが2コマ、1on1はPattern English, Idiom, Discussion, Readingと会話に使える英語を中心に学んでいました。
4on1のクラスでも生徒一人一人が発言する機会を与えてくれ、正しく英語が使えなくても、先生が生徒の言いたいことを汲み取って正確な英語に直してくれるので、とても話しやすかったです。
その他にも4on1では他の生徒から単語の使い方や言い回しなどを学ぶことができ、私にとって1on1よりも価値のある授業でした。1on1で学んだ言い回しや単語、発音を4on1で実際に使うことで、インプットとアウトプットができ、効率よく英語を学ぶことができたと思います。
スパルタとは書いてありますが、先生はとても優しく、やる気がないときはTalkingを多めにしてくれたり、英語のゲームをするなどして生徒に合わせて授業を進めてくれたので、無理なく英語を学ぶことができました。
施設と食事
Pinesの寮は元々ホテルだったということもあり、トイレやお風呂も日本と変わらないくらい綺麗で、快適に過ごすことができました。掃除も週2回、1か月に10㎏までは洗濯も無料でしてくれます。
食事については、日本料理や韓国料理などを基本にして辛さを選ぶことができ、毎日おいしく食べることができました。もし学校の食事に飽きてしまってもホテルの1階にあるスーパーマーケットやレストランで食べ物を買うことができます。たまにパンやフルーツを買ったりしていたので、食に困ることはありませんでした。
週末の過ごし方
週末は友達とバギオで一番大きいセッションロードに行って古着屋さんを回ったり、ナイトマーケットでフィリピン料理を食べたり、パブリックマーケットに行ったりしていました。
バギオは古着屋さんが多く、洋服が50ペソくらいで手に入るので、ほぼ毎週のように洋服を見に行っていました。気温も低く、町並みもカラフルでかわいいので友達と歩いているだけでも楽しかったです。周りに山など自然も多く、洞窟に行ったり、山に登ったりすることもありました。
どのぐらい英語は向上したか
最初の月は英語が向上しているのか実感が全くなく不安でしたが、2か月目になると教科書の語彙が急に難しくなり、予習で調べたりしているうちに会話に使える語彙が増え、Speakingが伸びたなという実感がありました。3か月目はクラスで友達と話しをしている中で、自分の語彙の無さに気がつき、語彙を増やすため、自習の時間に単語の勉強をしていました。最初は聞き取れない先生の英語も2日ほどで聞き取れるようになり、listeningはすごく伸びたと思います。
注意点・アドバイス
バギオは想像していたより寒く、羽織れるものをもってきたほうがいいなと思いました。