英語学習者が覚えるべき単語数はどのくらい?

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みなさん、こんちには!「e-student」代表のりょーたです。英語学習者はどのくらいの英単語を暗記すればいいの?最低限の単語数からおすすめの数まで、研究結果に基づいた数字を公開します。ボキャブラリー数を増やしたい方は必見です!

 

参考文献:Scott Thornbury “How to teach vocaburary”, Pearson

 

ネイティブスピーカーが知っている単語数

native-speaker

 

ネイティブスピーカー(母語話者)がどのくらいの単語を知っているか?まずは、前提としてそこが気になりますよね。日本にいる英語学習者の方でも「ネイティブ並みの英語力を身につけたい」と思っている方は意外とたくさんいます。

 

教養のあるネイティブスピーカーの場合、約2万語の単語を知っているそうです。

 

この数字から計算すると1年間につき約数千語の単語を習得し、5才になる頃にまでは約5000語を習得しているとのことです。ちなみに、ここでの語数は派生語(word families)も含まれているので実際はこの数より多くの語彙を理解することができます。

 

word familiesとは簡単に言えば派生語のことで、一つの語を起点として類似した形の語のことを指します。例えば、「悲しい」という単語「sad」がありますよね。それを起点として、名詞「sadness」副詞「sadly」などが存在していて、そのような語全体をWord(言葉)のFamily(家族)と呼びます。英語にはword familiesがたくさん存在するので、それを知っているのと知らないのでは、かなり語彙力に影響します。

 


Longman Dictionary of Contemporary English (6E) Paperback & Online

 

ちなみに英語の辞書(Longman Dictionary of Contemporary English)は、23万語の単語とフレーズが含まれています。僕は小さい時に「大人は辞書の言葉を全部知っている」と思ったことがあったのですが、さすがに23万語の語彙を覚えるのはきついですよね(笑)とてつもない数字です。

 

まとめとして教養のあるネイティブスピーカーが知っている単語は20000語ということです。辞書に載っているものを10分の1、理解できるということになります。なので、母語話者並みの英語力を目指している方はこの数字を目標にすると良いかもしれません。

 

 

 

学習者が知っておくべき単語数

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語彙習得の研究においては、数年間の学習の結果として、成人した英語学習者が5000語(派生語)を知っていればラッキーだと言われています。また最近の研究者は最低3000語(派生語)を知っておく必要があると推奨しています。

 

 

「意外と少ない」と思った方もいるのではないでしょうか?そうでもないでしょうか?笑

 

また最低ラインとしてコアボキャブラリー(Core Vocabulary)というものが存在します。コアボキャブラリーとは、会話の中でよく頻出する語のことで「言語の核となる語彙」という意味です。

 

コアボキャブラリーは2000語から成ると言われており、日常英会話において最も使われる語です。またこの2000語はDefining Vocabularyといって、辞書の定義の説明を使う時にも、最も使われる単語です。

 

さらに信じがたいことに、この2000語を知っていれば(受動的知識)、英語で書かれた文章の中で、10単語のうち9単語は見たことがある語ということになるそうです。つまり、最も頻出する・使われるトップ2000語を知っていれば、英語文で出てくる90%の語は一度見たことがあるものということになります。

 

おすすめの単語本

DUO 3.0

日本の「いろは歌」をヒントに、現代英語の重要単語1600語と重要熟語1000語を重複なしで560本の英文に凝縮させました。昔は560本の例文からは560語の重要語しか覚えられなかったものが、DUOならわずか560英文で標準レベルの単語集1冊分の単語+熟語集1冊分の熟語が完全にマスターできます。重複なしで組み合わせても、英文が不自然でぎこちなかったら意味がありません。DUO3.0のすべての見出し英文は、米国の大学教授3名を含む15名のネイティヴと共に完成させた「暗記する価値のある英文」です。

 

しかし、逆に言えば10%は全く知らない単語が出てくるということになります。

 

また最も頻出する100語がテキストの50%を占めるという研究結果もあります。例えば、the, to, a, on, would, in, but, is, there, that, will, oneなどがあります。この100語の大半はグラマーや機能語(Function words)と呼ばれるもので内容語(Content Words)ではありません。

 

機能語

例)has, to, did, she, wereなど

内容語

例)answer, depend, large, extent, learner, needsなど

 

研究者であるPaul Mearaは、1週間50語のペースで覚えていけば、40週間(約1学年)でコアボキャブラリーの全てを暗記できると推定しています。

 

まとめると

 

・英語学習者は3000語を覚えておくべき

・最低ラインはコアボキャブラリー2000語

・数年間の学習の結果で5000語を習得していればラッキー

 

 

学習者のニーズが最も大切

needs

 

学習者が知っておくべき単語数は学習者のニーズによって左右されます。例えば、ハーバード大学に正規留学する学生と海外旅行に行きたい学生とでは、知っておくべき単語数はかなり差がありますよね。

 

もちろん、それは極端な例ですが「学習者のニーズ」が覚えるべき単語数を左右するという事実を認識する必要があります。つまり英語学習に対する「自分のニーズ」をしっかりと把握することが大切です。

 

「学習者が知っておくべき単語数」で述べた単語数はあくまでも一つの指標です。一番大切なことは、自分の目標に適った語数を習得するということです。またその目標・目的に沿った単語を学習していくという工夫も大切です。

 

将来、英語を使って世界を舞台にして活躍したい、海外の大学などに留学したい、外国人と少しだけでも英語で会話したい、英語を使って日本を案内したいなど、英語を勉強している人の目的や目標はさまざまです。

 

繰り返しになりますが、その自分の目標や目的と照らし合わせて、自分に必要な英語力・単語力というものをまず導きだすことが大切です。

 

ここで、英語学習者のニーズに合わせた必要な単語数を導きだすために、具体的な例を出します。以下の例に当てはまる人はそのまま参考にしてもらって、当てはまらない方は目標設定のイメージだけでも掴んでもらえればと思います。

 

―例)資格・試験対策の場合

 

資格や試験対策で一般的に求められる語彙数は5000語以上(派生語含まれる)です。例えば、約世界150か国で実施されているケンブリッジ検定試験Cambridge First Certificate Examination(FCE)を合格するには、最低5000語のインプット力がなければいけません。

 

これを基準とした場合、TOEFLやTOEICなどの試験において、最低5000語の知識がなければ高得点を取得できないという様に当てはめる事もできます。

 

したがって、TOEFLやTOEICなどの試験で好成績を収めたいなら、まずは最低5000語の単語を習得する、もしくは試験対策と並行してボキャブラ―の学習もしておくのが望ましいと思います。

 

そして、具体的にどのような単語を学ぶべきか、どんな単語帳を買うべきについては、自分の英語学習のニーズに従います。当たり前のことですが、TOEFLを勉強するならTOEFLに特化した単語集、TOEICを勉強するならTOEICの単語集を買うべきです。

 

おすすめのTOEIC単語本


究極の新TOEIC TEST英単語・熟語攻略―正解が見えてくるキム・デギュンメソッド


新TOEIC TEST 出る単特急 金のフレーズ

 

おすすめのTOEFL単語本

TOEFL TEST対策iBT英単語―100点獲得のためのRole Playing


【CD3枚付】TOEFLテスト英単語3800 4訂版 (TOEFL(R)大戦略)

 

さらに一番大事なことは、学習目的に特化した単語を学ぶ前に基礎的な単語力があるかどうかということです。「学習者が知っておくべき単語数」でも述べたようにCore Vocabularyは会話やテキストで共通して頻出する単語で、なおかつ比較的易しい単語です。

 

TOEFL(アカデミック英語)やTOEIC(ビジネス英語)を学ぶ前に、基礎的な単語力・文法力は身につけておきましょう。英語レベルの段階を考慮して計画的に学習を進めることは、効率性に繋がります。

 

まとめ

 

・学習者のニーズが最も大切

・自分の英語学習の目的を定める

・ニーズに基づいた単語を学ぶ

・目的に特化した英語を勉強する前に基礎力をつける

 

語彙習得は終わりのない学習項目ですが自分のゴールを定めることによって、ある程度の道筋ができて勉強がしやすいと思います。単語は学習者のモチベーションに繋がりやすいので、自分なりの目的を見つけて地道にコツコツ勉強しましょう!

 

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りょーた
高校生の時に行った2か月間のフィリピン留学でTOEIC900点を取得し、大学2年時にはマニラにあるデ・ラ・サール大学に交換留学する。20才の時に、学生に特化したフィリピン留学エージェント「e-student」を設立。これまでにフィリピンの語学学校を10地域・80校以上視察、3校に留学経験あり(セブ島、イロイロ)。専攻は第二言語習得法。詳しいプロフィール(http://kr-ryota.com/profile)

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